潜在意識がうまく使えている時、良い流れに乗れている時、必ず起きてくるのがシンクロニシティです。略してシンクロなんて言いますね。スピリチュアル業界でもよく使われますし、心理学者のユングが提唱した概念でもあり「意味のある偶然の一致」と言われます。
シンクロがどんなものかというと、単純なところだとゾロ目の数字を見ることが多くなります。先日の私のレシートのように、意図せず3桁以上の数字が並びます。例えば時計の数字や、車のナンバーなんかもよくありますね。また、何となく連絡を取ろうと思っていた人の方から連絡が来たり、欲しかった情報やモノがタイミングよく手に入ったりもします。偶然やたまたまだと思って見逃しそうになりますが、自分の行動や考えが正しい方向を向いているかどうかの簡単な指標になるので、気にしてみるのも面白いかもしれません。
恋愛関係でいえば、誕生日が近いとか、過去に時間軸は違えど同じ場所にいたことがあったり、趣味嗜好が似ていたりと類似性が出てきます。波長があうという言い方をしたりしますが、やはりシンクロが起きるというのは一見ただの偶然のように感じますが、ユングがいうように「意味がある」ということの表れでもあるのです。
では、シンクロが起こらない時はどんな時かというと、意識で考えたり判断をしている時がほとんどで、「自分でなんとかしようとしている時」です。俗にいう「頭で考えている時」ですね。もう少し噛み砕くと、シンクロが日常になくて物事が停滞してうまくいっていないように感じる時は、潜在意識が上手に使えていない時です。固定概念やトラウマによって「自分を守ること」に徹してしまっていて、臆病になってしまっているのですね。ということは、不安や恐れから行動もできなくなってしまうので、現実が停滞するのです。逆に、潜在意識が活用できていて自分の直感や感覚を大切にできて、さらには行動に移せている時はシンクロが起きてきます。あるべき方向というものはすべて潜在意識が知っているので、ただそれを行動にするだけで良いのです。
最近わたしが「行動をしましょう」「変化を起こしましょう」といっているのは、何はともあれ行動を先にしてしまうことが手っ取り早い現状打破の方法であるからなのです。自分で自分の潜在意識を理解して、固定概念やトラウマにたどりつき、それを無くしていくことが出来る人は、そちらを解消することが何より先にやるべきことです。ですが、それができる人はほとんどいないのが現状で、それをお手伝いするためにわたしがいるのですね。わたしが都度お手伝いすることもなかなか難しいので、まず自分でできる潜在意識の書きかえ方法としては「行動をすること」です。最初は上手くいかないこともあるかもしれませんが、赤ちゃんが歩き始めるのと一緒で、考えずにやってみること。恐れずにトライ&エラーを繰り返すことが大事です。そうすれば、いつの間にか歩き出して、風を感じて走れるようにまでなれますよ。
自分の中にある固定概念やトラウマに縛られずに、シンクロニシティを感じられる世界へ移行していきましょう。