風邪をひきました。体調を崩すこと自体、久しぶりです。
2日間寝込んでも、38.3℃の熱が乱高下するばかりでなかなか簡単には良くなってくれず「今は身体が休みたいんだなあ」と体調を受け入れてぼんやりしていました。もうほとんどいつも通りですが、全快にはまだかかりそうです。年末ですし、みなさま風邪にはお気をつけてくださいね。
さて、病気になると、ふだん体調が良い時には気づけないことに気づけます。高熱で料理をする体力がなくてコンビニで煮込みうどんを買ってきたのですが、美味しい上に簡単で、お皿を洗わなくて良いコンビニのうどんが400円ちょっとだなんてすごいなあとか、当たり前にお料理をしていた自分は当たり前ではなく頑張っていたんだなあとか、ホントにそんな何気なくてどうでもいいようなことです。
でもこんなどうでもいいことは、いつもの生活をしていたら当たり前にしてしまっていて気づけないんですよね。高熱で本当に寝ているしかできない状態になってはじめて、本を読むとか動画を見るとか、普段なら「今日は何もしていなかった」と一言でまとめてしまいそうなことすら、ちゃんと何かを「している」状態だったんだと分かります。寝込んでいるのが普通だとすれば、起き上がっているだけでも、ちょっと近所のスーパーに行くだけでもすごいことです。当たり前に毎日同じ時間に起きて、きちんと会社に行くというだけでも素晴らしいことなんですよ。(実は私はこれができません!)
なんなら、生きているだけでけっこう大変なんです。そして、けっこう色々なことを頑張っているし、けっこう色々と与えられていたり恵まれていたりもします。
この日常にしがちな当たり前のことに気づかせてくれるのが、ネガティブな出来事です。
私は風邪をひきましたが、何か病気かもしれませんし、怪我かもしれません。友達と喧嘩をしたこと、恋人と別れたこと、ショックな出来事やツライ出来事かもしれません。ネガティブな出来事が見せているものは、出来事そのものよりも、そこから何を得られるかです。どんなに悪いことでも、どんなに良いことでも、出来事には必ず二面性があります。ちょっと目線を上げて、出来事が孕む「良いこと」や「良い視点」そして「何を感じるか」「何を学ぶか」というところに意識を向けてみてください。ネガティブな出来事が見せてくれるものは、実は幸せや感謝といったものであることが多いのです。
ツライ時こそ、今まで当たり前にしてきたことを見つめてみましょう。そこにはずっと幸せがあったということに気がつけるかもしれませんよ。