昨日は3月11日、東日本大震災8年目でしたね。
私は実家の福島で被災しましたが、この時ほど「生きるとは何か」「幸せとは何か」を考えるきっかけになったことはありません。誰もが幸せを願っているはずなのに、なぜこんな理不尽なことが起こるのか。本気で向き合い始めたのがこのときです。
震災のように大きなショックが起こると、誰もが否応無しに自分の生き方を見つめ直すことになります。
3.11がきっかけとなり、婚姻数や出生数も急激に増えましたよね。お金や仕事、モノではなく、人間の根源である愛に目を向ける人が増えた結果ではないでしょうか?人と人との繋がりというのは、誰もが心から望むものであると思うのです。自分にとって何が一番大切かは、日常が当たり前でなくなったときに分かるのかもしれません。
3.11に限らず、誰かとの別離や自身の病気、そこまで大きくなくとも誰かに言われたキツイ一言や失恋など、「ショック」というのは本来の自分に還るために必要で起こっていることがあります。私自身、病気で福島に帰っていなければ震災にも遭わなかったので、今となっては病気と震災どちらもあの時の私には必要だったのだと思えています。
渦中にいる時は、とてもじゃないですがそうは思えないかもしれません。辛くて絶望的で、この世の終わりとも思えるかもしれません。でも、その感情を感じきったその先には、思わぬ幸せが待っているものです。なぜなら、人間は「幸せ」を感じるためには何かと比べないと気づけないからなのです。
いま恋愛や婚活で苦しんでいる方も、この先のお幸せがあるから今があるというように、少し目線を変えてみてくださいね。そして、一人で抱えずに誰かに頼ってください。不安や苦しみから少しでも解放されて、未来のために動けるように、私もお手伝いができましたら本望です。
みなさまの平穏とお幸せを、心より願っております。