存在が愛であるということ

台風19号、大変な自然災害となりそうですが、皆様ご無事でいらっしゃいますか?こういう時は、独り身だと余計に寂しくなったり不安になったりしますよね。

かくいう私も、窓から見える横殴りの雨が不安ですが、愛猫がただ隣にいてくれるだけで癒しになってくれています。何かしてくれるから安心な訳ではなく、いるだけでいいのは人間も同じです。「あなたがいてくれて良かった」と言えるような、そんなお相手に出会えるといいですよね。

ですが、実際に恋愛や婚活をしていると、どうしても「ない」方向を向きがちです。

例えば台風の時に「彼から連絡がない」として、それを「私のことを心配してくれなかった」とマイナス面を見てしまうのですね。でも実際に起こっている事実としては『彼からLINEが来ていない』というだけなのです。それを『連絡がないということは、彼は私を心配していない』に勝手に変換してしまっていたりするのです。本当のところは、彼は心配でもなんて声をかけていいかわからなかったかもしれませんし、連絡をしたらあなたの携帯の充電がなくなってしまうからなるべく避けようと思いやってくれているのかもしれません。

このように、事実に対して自分の思い込みを入れてしまっていませんか?

「愛しているなら心配して連絡をするべきだ」というような固定概念や、「察するべき」とか「このくらいわかるべき」というような期待や希望的観測は自分が勝手に持ってしまっているものなので、お相手に当てはめない方が良いものです。あって当たり前と思ってしまうと、あるのが大前提になるので「ない」というマイナスの方向を見てしまいます。そうすると、「ない」ばかりが目についてないもの探しのスイッチが入ります。

逆に、そもそも「ない」のが当たり前でしたら「ある」方向を向けるのです。

ないもの探しから抜け出せると、今度はあなたが「連絡がないけれど、大丈夫?」と、愛を持ってお相手を思いやれるようになったりします。お相手の存在や愛がすでに「ある」ものであることに気づいてみてくださいね。

あなた自身が、そこにいるだけで愛される存在です。お相手がいることを当たり前にせず、存在してくれているという愛が「ある」方向を見てプラスを重ねていきましょう。それは循環となり、きっと「あなたがいてくれて良かった」とお互いに言えるような、素敵な関係を築いていくことができるでしょう。

引き続き、台風にはお気をつけてお過ごしくださいね。