動くためのエネルギー

行動のためのエネルギー

車を動かすためにはガソリンが必要なように、行動をするためには感情というエネルギーが必要です。

行動をする最初の一歩が「世界平和のため」などの高い理想で踏み出すことはありません。最終的に世界平和のために動くのであれば、まず自分の目の前で怪我をした人がいたのに何もできなくて辛かったとか、そういったリアリティのあるものに対して自分の感情が動くことが、エンジンをかけるきっかけとなります。なおかつ自分が何かをしようと思えることが、アクセルを踏むこととなるのです。少しずつ経験=距離を積み重ね、どんどん大きくなった結果が最終的な目的地である世界平和となるのです。

「結婚がしたい」ということに関しても、動機には感情の動きがついてくるはずです。さみしいから、今後が不安だから、誰かと一緒に居たいから、なんでも良いです。それがどんな感情であろうと、あなたという車の大切なガソリンです。それが大きく動いた時に、エンジンがかかります。どんどんエネルギーとなる感情を感じて、例えば、幸せになりたい、満たされたい、そのためにはどうしたら良いのか、と考えて行動に移してみてくださいね。

ちょっと問題となるのは、感情の動きがない場合です。親に結婚しろと言われたからとか、この歳になったら結婚するべきだと思うから、という「固定概念」でなんとなくとかとりあえずというお気持ちで動かれても、あまり良い結果は得にくいです。感情の動きがないので、行動をするにはガソリンの質も量も足りないのですね。

そういう時には、先に「こうなりたい未来」という想像からエネルギーをもらってきてください。幸せな感情をリアリティを持って感じると、そこからも動くための力がもらえます。

動くために大切にすることは、自分の感情の動きです。もっと自分のことに敏感になって、何に対して感情が動いたのかを大切にして過ごしてみてくださいね。当たり前にしている生活から、たくさんの行動のエネルギーが得られるかもしれませんよ。