暇していませんか?

意識しないと100%全力で何かをするか、0%でぐだぐだしてしまう私ですが、最近は意図して「余裕を持つ」ということをするようにしています。ただ、これは暇をするわけではなくて、自分に必要な余裕を作っているような感じです。

いまあなたは暇をしていませんか?時間がすぎていくのをなんとなく眺めていませんか?
「暇」があると、人はネガティブな考えに陥りやすいものです。生きているだけで確実に「死」に向かっているので、危険を孕むものを脳が勝手に探し始めてしまうのです。もともとは原始的な時代に毎日が生きるか死ぬかの生活をする上で大切な脳の仕組みであったのですが、現代は死に直結する要素はそれほど多くないので、ネガティブ要素を探すものとなってしまいました。脳にとって現状維持こそが問題なく生き続けられることなので、悪くならないように悪くならないようにと危険を探してくれているわけです。

とは言えさっきあげた通り、現代は生死に関わる問題が原始時代に比べて極端に減っているので、わざわざ自ら恐怖や不安といったネガティブ要素を探しに行く必要はないのです。もとはといえば、幼少期に作り上げられた固定概念やトラウマといったものがネガティブな考えの原因であることがほとんどです。これらに気付いて「いまは必要がないもの」と認識さえできれば、ネガティブを探す必要がなくなります。

そうやってひとつずつ心配や不安を取り除いてあげると、今度はポジティブに転じます。失敗や問題に目を向けるのは簡単なのですが、成功や希望に目を向けるのが意外と難しいのはこういったことが原因です。しかし、本来意識を向けるべきなのは後者なのです。暇をしているときにネガティブな考えをするのではなくて、余裕と時間を持ってポジティブな想像をする、という意識を持ってみてくださいね。

暇を持て余してしまうのではなく、余裕を持ってください。自分のことに集中して忙しくする中で作り出すのが余裕です。忙しくしていれば、そもそもネガティブに意識が向きにくく他人に振り回されることがなくなります。暇な時に、恋人がいないこと、結婚していないこと、お仕事の不安や人間関係の問題など、ネガティブな方に考えが寄っていたら、まずは自分がやるべきことや、やりたいこと、楽しいことに意識をして目を向けていきましょう。そして、未来の自分のためにいま何ができるかを考え、行動していきましょう。意識をするだけで、だいぶ人生が変わってきますよ。

写真は、対面セラピーで利用した渋谷セルリアンタワーのラウンジ。
十五夜お月様が照明で照らし出されていて、手前のすすきやオブジェと相まってとっても色っぽかったです。自然はもちろん素晴らしいなあと思うのですが、人が作り出すものも美しいです。

10月も目前です。実りの秋ですね。

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