マインドフルネス実践

先日、休むことをオススメしましたが、すぐに休めない方向けの方法をご紹介しますね。

AppleやGoogle、Facebook、Fordなどの名だたる企業で取り入れられている「マインドフルネス」。これは何かと言うと、「『今、この瞬間』を大切にする生き方」を指します。

マインドフルネスの手段として日本人にわかりやすいのは、瞑想や坐禅です。できる人は1日10分でもこれらを取り入れていただければ良いのですが、初めてやる方はじっとしていられなかったり、思考が止まらず落ち着けなかったりして少々敷居が高いようです。

そういう方は、まず「いま目の前に集中をする」というマインドフルネスを実践してみてください。例えば、食事をする時にスマホやテレビを見ないで食材1つ1つの味や食感を感じてみたり、お掃除をする時に綺麗になっていく変化への感覚を研ぎ澄ませたり、歩く時に足の裏の感覚と目の前の景色に集中してみたり、というのはすぐに実践できるのではないでしょうか。

その際、2点注意があります。

  1. いま目の前にただただ集中すること
  2. 良し悪しなどの判断をしないこと

頭で考えることをせずに目の前のことを感じ切る、というのがしっくりくるかもしれませんが、意識が散漫だったものを目の前にだけ集中させることが大切です。あの人にメールしなきゃ〜とか、今日の帰りに買い物をしないと〜などの雑念から離れてください。そして過去からくる思考や、未来への不安からも離れて、何も判断をせずにただ目の前のことを受け入れて、感じるのです。

マインドフルネスを実践してみると、いかに普段思考に囚われているか、目の前のことをないがしろにしているかに気づけると思います。少しの時間でも「思考」から離れることで頭がクリアになり、問題が問題ではなくなります。「『今、この瞬間』を大切にする生き方」をぜひ取り入れて、心安らかな時間を自分のために積極的に作って行ってみてください。

一人では難しい方は、簡単な指導をカウンセリング時に行っていますのでお問い合わせくださいね。今後、知人の曹洞宗のお坊さんをお呼びして坐禅の体験会もできたらいいなあと思っています。皆さんが穏やかにお過ごしになれるお手伝いができますように願っています。