目の前の「ある」に気づく

前回の記事「当たり前にしない」で、ない方ではなくある方向を見てくださいとお伝えしました。

いま、彼女彼氏がいない、結婚をしていない、という「ない」に関しては、「いるという現実がそもそもないじゃないか」と言われることと思います。

この場合は、未来にお相手がいるということを知っているからこそ、いま目の前にはいないことへの不安や焦りが出てしまっているのです。コップやお水が目の前になくとも当たり前にある事のように、いま目の前にないだけで、あなたの世界にはちゃんとあるからこそ「ない」ということを感じられているのです。そして「ない」を知る人ほど、「ある」ということの有り難さを感じらるのです。

「いまお相手がいない」というない方向をみて、悲観にくれて自分なんてと蔑んでいる人と、「未来には素敵な人と一緒にいる」とワクワクしながらいまを楽しんで輝いている方、どちらが魅力的でしょうか?素敵な人にいつでも出会える準備ができていて、すぐにでも良い人を紹介したくなる人はどちらでしょうか?

もっと大きな視点で言えば、恋愛においては「ない」かもしれませんが、他のお仕事や友達、家、食事などなどの「ある」ものも蔑ろにしていませんか?実はそちらの「ある」に気づくことが、ひいては恋愛の「ある」に繋がったりするのです。潜在意識は主語を認識しないので、こういった面白いことが起きます。

病気になって初めて健康の大切さに気付けたり、震災にあって初めて家があることや食べ物があることの有り難みに気付いたりします。でも、そんな大ごとになる前に「いま目の前にあるもの」に気づくだけで、世界が循環して幸せに満ち始めるのです。

何か自分が望まないことが起こっているときこそ、気づきのタイミングであり、成長のチャンスでもあります。より良い幸せな未来のために、自分の内側を見つめ直してみて「ある」に気づいてくださいね。