人のために。

風に秋を感じられるようになてきましたね。寒暖差にお気をつけてお過ごしくださいね。先日、体力が余っている感じがしたので(笑)、久しぶりに献血に行ってきました。スカイツリーの足元にある、ソラマチの献血ルームfeelにわざわざ行ってみたのですが、良い景色を見ながら人のためになることをできるなんて、すごく贅沢なことをしているなと思いました。

「人のためになりたい」と思うことは、人間が持っている当たり前の欲求ですし、とても良いことなので積極的に動きたいですよね。でも、実はそれすらもエゴからの行動です。良いことをするというのは、少なからず自分に利益があるものです。「人のためになれた」というのは承認欲求が満たされますし、自分に価値を感じられます。人のためと言いながら、実は自分が満たされているのです。

さらに言うと、「人のためになりたい」という気持ちから動くと、その誰かが良くならなかった場合に自分に無力感を感じてしまいます。また、例えば感謝されなかったとか、相手から良い反応が得られなかった時にマイナスの感情が発生します。それは相手に対して勝手に期待をして、見返りを求めてしまっているからなんですね。

お相手のために尽くしてしまうことは恋愛でも往々にありますが、その時に何か期待や見返りを求めていないか確認してみてください。お相手をコントロールしようとしてしまったり、これだけやったのだからお相手も返すべきだというような、与えることに条件をつけている時、それは誰かのためにではなくて「自分のため」になっていることに気づいてください。

純粋に自分がこうしたいと思ったからやる、結果を求めない、と言うことを意識すると、本当に人のためになる事とは何かが見えてきます。自分も幸せになり、お相手も幸せになるという、相互に循環する幸せを見つけていきましょう。人のためは、自分のためですから。